現在新築される住宅の多くは、構造的には木造でありながら、木材は隠蔽されて多国籍風の外観となっている。今回応募住宅の題名に「静かな家」という題名をつけた理由は、本来の木造住宅の姿に基盤を置いて、その傷みが目に見え、長寿住宅の対策が取りやすい、というところに重点を置いたからであった。 その特徴を記載すると下記のようである。
- よけいな装飾のないシンプルな佇まい。
- 梁や桁などの構造材のほとんどは、杉の4寸角材だけで構成されている。
- 図面上で架構と間取りの整合性が読み取れること。
- 建具と室内空間の調和が美しいこと。
- ローコスト住宅にも応用できる技術を提案したこと。
等である。 以上が、優秀賞として推薦した理由である。
詳細資料(約1.8MB)
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施主は「日本の民家」「数奇屋風」に通ずる嗜好を持つ人であった。住宅展示場を見て回ったが、しっくり来ない、ということで、設計者との交流が始まったという。 「人間が老いていくように、家も歳月の経過をかもし出す姿と向き合いたい」という考えが基本になっている。広い土間やテラス、リビングにある薪ストーブ、シンプルな間取りや外見など、施主の住まいに対する思いやりやそのライフスタイルが、手に取るように判り、設計者と施主の良好な関係が想像できる。 住まい創りがどうあるべきか、を再考させられる作品であることと、住宅としてのバランスの良さから、優秀賞に推薦した。
詳細資料(約1.3MB)
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